【12月22日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間21日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は535万9858人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で2億7481万2963人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 20日には世界全体で新たに5974人の死亡と71万7655人の新規感染が発表された。

 過去1週間の新規感染者が最も多い地域は欧州で、285万7789人(世界全体の61%)の感染が確認された。2番目に多いのは米国・カナダの102万8452人(同22%)。

 過去1週間の死者が最も多い地域は欧州で、2万7303人(世界全体の57%)が死亡。次いで米国・カナダの9357人(同19%)となっている。

 過去1週間の人口10万人当たりの死者数が多かった国(人口10万人未満の国を除く)は、トリニダード・トバゴ(13.08人)、スロバキア(11.96人)、ハンガリー(10.48人)、クロアチア(9.18人)、ジョージア(8.5人)だった。

 過去1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が多かった国は、デンマーク(1135人)、英国(854人)、スイス(699人)、オランダ(678人)、アイルランド(670人)だった。

 最も死者が多い米国では、これまでに80万7952人が死亡、5110万799人が感染した。次いで死者が多い国はブラジルで、死者数は61万7873人、感染者数は2221万5856人。以降はインド(死者47万8007人、感染者3475万2164人)、ロシア(死者29万9249人、感染者1026万7719人)となっている。

 人口に対する累計死者数の割合が多い国は、上位からペルー(人口10万人当たり614人)、ブルガリア(同433人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(同402人)、ハンガリー(同392人)、モンテネグロ(同379人)となっている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染者として集計されないままとなっている。(c)AFP