【12月20日 AFP】(更新)フィリピン国家警察は20日、16日に同国に上陸した台風22号(アジア名:ライ、Rai)による死者が375人となったと明らかにした。500人が負傷し、56人が行方不明となっている。

 被災者は極めて困難な状況に置かれており、飲料水や食料の緊急支援を求めている。

 シーズンの終盤に発生した台風22号は、16日に同国に上陸。38万人以上が自宅やリゾート施設から避難した。

 フィリピン赤十字(Philippine Red Cross)は、この「スーパー台風(猛烈な台風)」により特に沿岸部が甚大な被害を受け、家屋や病院、学校が「粉砕された」と説明した。

 一部の科学者は、人為的な気候変動で地球が温暖化する中、台風がより急速に、より大きな勢力に発達するようになっていると警告している。(c)AFP/Ferdinandh Cabrera