【12月20日 AFP】インド北部パンジャブ(Punjab)州アムリツァル(Amritsar)で18日、シーク教の総本山「黄金寺院(Golden Temple)」で冒涜(ぼうとく)的な行為をしたとして、男性が殴り殺された。

 地元メディアによると、男性は夕方の祈りの時間に寺院内の聖堂の柵を飛び越えた。男性の身元は分かっていない。

 民放NDTVは、男性はシーク教の聖典「グル・グラント・サーヒブ(Guru Granth Sahib)」の前に置かれていた剣を奪おうとして参拝者に制止され、殴り殺されたと伝えた。

 パンジャブ州のチャランジット・シン・チャンニ(Charanjit Singh Channi)首相は18日夜、ツイッター(Twitter)で「極めて不適切で、憎むべき行為」だと男性を非難した。

 聖典や聖堂を冒涜から守ることが、シーク教徒にとっては極めて重要となっている。

 首都ニューデリー郊外では10月、ある男性が聖典を冒涜したとして、シーク教徒の戦闘集団「ニハング(Nihang)」の拷問を受け死亡した。(c)AFP