【12月20日 AFP】オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)警察は19日、無観客で行われた21-22エールディビジ第17節のフェイエノールト(Feyenoord)対アヤックス(Ajax)戦のキックオフ前にサポーター同士の衝突があり、64人を逮捕したと発表した。

 大半が発煙弾所持容疑で逮捕されたと明かした警察は、フェイエノールトの本拠地デ・カイプ(De Kuip)の近くにいた「数十人」の暴徒を追い散らすため、放水砲を使用した。

 試合は18日に課された新型コロナウイルスの規制により無観客で開催されたが、警察によると、両チームがスタジアムに到着したときには「多くの人」がおり、その際に「多くの発煙弾に火がつけられた」という。

 また同国ANP通信は、100〜150人の集団が警察に向けて発煙弾やボトルを投げたと報じている。なお、試合はアヤックスが2-0で勝利した。

 フェイエノールトのサポーターは、欧州有数の武闘派として知られており、今年1月と11月下旬に起きた暴動では大物フーリガンも確認された。

 新型コロナウイルスの第5波と大流行している変異株「オミクロン株」対策のため、オランダは19日からクリスマス休暇を含む期間にかけてロックダウン(都市封鎖)が実施される。(c)AFP