【12月19日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは18日、新型コロナウイルスの感染拡大による延期が相次いだため第18節の1試合だけが行われ、アーセナル(Arsenal)は4-1でリーズ・ユナイテッド(Leeds United)に勝利し、暫定4位につけた。

 ガブリエウ・マルティネッリ(Gabriel Martinelli)の2得点とブカヨ・サカ(Bukayo Saka)のゴールで前半を3-0で折り返したアーセナルは、後半ラフィーニャ(Raphinha)のPKで1点を返されたが、その後エミール・スミス・ロウ(Emile Smith Rowe)が4点目を決め、14日にマンチェスター・シティ(Manchester City)に0-7で大敗したリーズに駄目を押した。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「状況を考えると、きょうはプレーできて本当に幸運だった。選手には試合を楽しみ、全てを出し切るように言った。今後の展開は分からないからね」とコメントした。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が始まった2020年3月、アルテタ監督は新型コロナに陽性反応を示し、その後プレミアリーグは3か月の中断へとかじを切った。

 新変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、プレミアリーグは今週末に予定されていた10試合中6試合が延期となった。20日に全20クラブがミーティングを行い、翌週のボクシングデーを強行するか、シーズンを一時的に中断するか話し合う見通しとなっている。

「現時点ではプレーできるから、われわれはできるだけプレーをしていくつもりだ。プレミアリーグは全ての当事者にとって最良の判断をするだろうが、われわれは同じルールの下でプレーしたい」と話したアルテタ監督は、「彼らは前向きに取り組まなければならない。どのような決定であれ、それがリーグ戦にとって最善だと説明されなければならない」と求めた。(c)AFP