【12月19日 AFP】テニスのエキシビション大会、ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)は18日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで3位決定戦が行われ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(7-4)、3-6、6-10でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)に敗れた。

 8月以来の実戦復帰となったナダルは、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に続き、シャポバロフにも競り負けてUAEの首都を後にした。半年前に悪化させた、慢性的な足のけがから完全に回復していないナダルは、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場について態度を明らかにしていない。

 通算20度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルは、「チームと話をする必要がある。100パーセント正直に言うと、100パーセントの状態は保証できない。オーストラリアに行ってベストを尽くすという案があるが、それは目標であり、自分自身の考えにすぎない」と話した。

「でも帰って、数日後に体がどういう感覚になるかを確認して、その後で判断する必要がある。キャリアのこの瞬間は日々勝負だ。さまざまな経験をしたから、あらゆる動向について熟考する必要がある」 (c)AFP/Reem ABULLEIL