【12月19日 AFP】(更新)英首相官邸は18日、同国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)で交渉責任者を務めたデービッド・フロスト(David Frost)氏の辞任を発表した。

 首相官邸が公開した辞表によると、同氏は「ブレグジットはいま確かなものとなっている」として即時辞任する意向を示した。

 一方、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相に対し、現在の方向性についての懸念を表明。「われわれが可能な限り早く、到達すべきところに移ることを望む。それは現代科学と経済変化の最先端にある、規制が緩く低税率の企業家精神にあふれた経済だ」と語った。

 ジョンソン首相は、フロスト氏の功績と政府への貢献を振り返ると、辞任は「非常に残念」だと述べた。

 これに先立ち大衆日曜紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)は、フロスト氏は1週間前に辞表を提出したが、年明けまで残るよう慰留されていたと報じた。(c)AFP