【12月19日 CGTN Japanese】中国北部の河北省(Hebei)保定市(Baoding)淶源県(Laiyuan)に位置する国家スキージャンプ訓練研究基地がこのほど、運用を開始しました。同基地は現在、世界最大のスキージャンプ複合施設でもあります。

 この基地は2020年に着工したもので、建設は2期に分けられ、第1期プロジェクトのジャンプ台2基は同年12月に運用を始めました。今回引き渡されたのは第2期プロジェクトで整備された施設で、4基のジャンプ台とコースおよび付属施設などが含まれます。同基地はスキージャンプ、ノルディック複合、フリースタイルスキー、スロープスタイルなどの訓練と研究基地として、北京冬季オリンピックに向け、訓練の場所を提供しています。現在、世界選手権やオリンピックのシミュレーションを行う条件を備えているとのことです。

 ジャンプ台は通年使用でき、冬季はスキーに使われるのに対し、その他の季節にはグラススキーができます。選手の競技レベル向上に役立つと同時に、スキージャンプの中国での普及をけん引できるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News