ハリル監督、アフリカ杯延期を懸念 選手派遣拒否の可能性を受け
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【12月17日 AFP】サッカー日本代表の元指揮官で、現在はモロッコ代表を率いているヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督は16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新たな脅威と、欧州クラブが選手を派遣しない可能性があるとして、来月9日にカメルーンで開幕予定のアフリカネーションズカップ(2021 The Africa Cup of Nations)が延期になるかもしれないとの懸念を表した。
AFPの電話インタビューに応じたハリルホジッチ監督は、「衛生状況についてはますます複雑で難しくなっている」とコメントした。
この前日には、欧州各国のトップクラブを代表する欧州クラブ協会(ECA)が国際サッカー連盟(FIFA)に書簡を送付し、その中で4週間にわたるアフリカネーションズカップの健康プロトコルに対して懸念を表明していたことが明らかになっていた。
この書簡は、クラブが足並みをそろえて選手の派遣を拒否する可能性について示唆する内容となっていた。
リバプール(Liverpool FC)のモハメド・サラー(Mohamed Salah)やサディオ・マネ(Sadio Mane)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)のモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)ら、アフリカ出身のトッププレーヤーの多くが欧州のクラブに所属している。
現役時代は旧ユーゴスラビア代表としてプレーし、指導者としてコートジボワールやアルジェリア、日本を率いてきた69歳のハリルホジッチ監督は「大会が開催されるかどうかについては大きな疑問がある」と語った。
「今はあらゆる団体の間で激しいせめぎ合いが行われている」
「選手の代表チームへの合流は義務付けられているが、全クラブが派遣を阻止しようと動いている。中には選手に圧力をかけるクラブや、居場所を失ったり売却されたりするかもしれないと言っているクラブもある」
ハリルホジッチ監督はまた、欧州でプレーする全選手が大会に参加しないことになれば「おそらく大問題になる」と述べた。
11月に行われたW杯カタール大会(2022 World Cup)アフリカ予選のギニア戦で、ハリルホジッチ監督は先発メンバー全員を欧州でプレーする選手でそろえ、見事チームは勝利した。
ハリルホジッチ監督は「ある選手が(大会に)来なかった場合、それは私にとって、そのプレーヤーの代表チームへの愛着が十分ではなかったということを意味する」と続けた。
「たとえクラブから圧力があったとしても、私は代表チームに来たくない選手の招集を拒むことができるし、その選手も代表チームに別れを告げられる」 (c)AFP