【12月16日 AFP】フランスの議員団が15日、5日間の台湾訪問を開始した。中国の警告をよそに、台湾の国際社会参加を支持する欧米諸国側の姿勢を鮮明にした。

 仏議員団の訪台は10月に続いて今年2度目。欧米議員の相次ぐ訪台に中国は反発している。

 台湾外交部(外務省)によると、今回訪台したのはフランソワ・ドルジ(Francois de Rugy)氏ら仏下院議員6人。19日までの滞在中、蔡英文(Tsai Ing-wen)総統や高官と会談する。

 中国外務省は15日、今回の仏議員訪問について、「関係者は(中略)台湾独立勢力に誤った合図を送るのをやめるべきだ」と非難した。

 中国は10月にも、アラン・リシャール(Alain Richard)元国防相を団長とする仏上院議員団の訪台について、中仏関係を損ねると非難。同議員団は、中国から反発を受けつつも訪問を決行し、リシャール氏は滞在中に何度も台湾を「国」と呼んでいた。(c)AFP