【12月10日 AFP】(写真追加)中米ニカラグア政府は9日、台湾と断交し、中国を承認すると発表した。

 デニス・モンカダ(Denis Moncada)外相は声明で「中華人民共和国は中国全土を代表する唯一の正当な政府であり、台湾は中国の不可分の領土だ」と述べた。

 これを受けて台湾外交部(外務省)は10日、「心痛と遺憾」を表明する一方、他の国と同盟関係を構築していく方針を示した。「台湾には国際社会の一員として、他の国と外交関係を結び、発展させていく権利がある」

 中国の国営新華社(Xinhua)通信によると、同国とニカラグアの代表団は10日、天津(Tianjin)で会談した。

 中南米では近年、パナマ、エルサルバドル、ドミニカ共和国が台湾と断交して中国と国交を結んだ。

 これで台湾と外交関係を持つ国は、ベリーズとグアテマラ、ホンジュラス、ハイチ、パラグアイなど14か国となった。(c)AFP