【12月13日 AFP】イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相は13日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子(Crown Prince Mohammed bin Zayed)と会談した。イスラエル首相のUAE訪問は史上初。

 アラブ諸国は長年、パレスチナ問題で包括的な和平協定が成立するまでイスラエルと国交を結ばないとする立場を取ってきた。だが、UAEは昨年、米国の仲介で「アブラハム合意(Abraham Accords)」を締結し、イスラエルとの関係を正常化した。

 イスラエル政府関係者によると、ベネット氏は12日夜にアブダビに到着。13日にムハンマド皇太子の私邸で会談に臨んだ。会談では「イスラエルとUAEの絆、特に経済・地域問題での関係強化」が話し合われたとみられる。(c)AFP