【12月13日 AFP】1961年公開の大人気ミュージカル映画『ウエスト・サイド物語(West Side Story)』をスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督がリメークした『ウエスト・サイド・ストーリー(West Side Story)』が、公開初週末の北米興行収入で1位を獲得した。

 エンターテインメント業界の調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)によると、公開初日の10日から12日までの3日間の興収は推定1050万ドル(約11億9000万円)。

 同作は、ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)の戯曲「ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)」を下敷きに、舞台をニューヨークに移した物語。オリジナルはブロードウェー(Broadway)の巨匠レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)とスティーヴン・ソンドハイム(Stephen Sondheim)が組み、1957年に発表したミュージカルだ。

 スピルバーグ監督のリメーク版では、イタリア系移民のギャング団「ジェッツ(Jets)」の元メンバー、トニーをアンセル・エルゴート(Ansel Elgort)が、対立するプエルトリコ系移民のギャング団「シャークス(Sharks)」のリーダーの妹でトニーと恋に落ちるマリアをレイチェル・ゼグラー(Rachel Zegler)が演じている。

 評論家の間では、アカデミー賞(Academy Awards)でリメーク作品として2006年公開の『ディパーテッド(The Departed)』以来となる作品賞を受賞する可能性があるとの呼び声が高い。(c)AFP