【12月12日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は11日、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のチーム内で新型コロナウイルスの陽性反応が続出したため延期になったヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)のレンヌ(Stade Rennes FC)戦を、中止すると発表した。

 両クラブは9日の試合の代替開催日を見つけられず、UEFAは「その結果、試合は開催されない」ことが決まったと説明した。試合結果はUEFAの懲罰委員会が決定する。

 英ロンドンまで飛んだにもかかわらず、トッテナムが中止を「一方的に決断」したと非難していたレンヌにとっては、うれしい裁定となった。チームはグループ首位での決勝トーナメント進出が決まっている。

 一方、3位フィテッセ(Vitesse Arnhem)と同勝ち点のトッテナムは、決勝トーナメントのプレーオフに進める2位を確保するには勝利が必要だったが、UEFAの規則によれば0-3の不戦敗になる可能性が高く、その場合はグループ敗退となる。

 アントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は試合前日の8日、選手8人、スタッフ5人から陽性反応が出たと明かしていた。(c)AFP