【12月11日 AFP】米インディアナ州の教会の牧師が、LGBTQコミュニティーへの理解を呼び掛けるためにドラァグクイーンに扮(ふん)してテレビ出演し、教職を解かれた。教会関係者が8日、明らかにした。

 インディアナ州エバンズビル(Evansville)のメソジスト教会の牧師、クレイグ・デューク(Craig Duke)氏(62)は、スパンコール付きのレオタードにハイヒールのロングブーツ、ピンクの巨大なウイッグといういでたちに口紅と紫のアイシャドーを塗り、首に十字架をかけた姿で米ケーブルテレビ局HBOの番組「We're Here」に出演し、大きな反響を呼んだ。ただ、教区民にはショックだったようだ。

 教区監督のミッチ・ギーゼルマン(Mitch Gieselman)氏は「非難の電話やメールが多数寄せられた」として、デューク氏を牧師の職から解き、給与も大幅にカットすることにしたと説明した。しかし、首にしたわけではなく、デューク氏が辞職したわけでもないとしている。

 デューク氏の解任に対し、オンラインでは同氏を支援する募金活動が行われ、8日までに6万ドル(約680万円)近くが集まった。

 デューク氏とパートナーのリンダ氏は、「LGBTQコミュニティーを理解して受け入れる橋が私たちのコミュニティーに懸かり、神の愛の輝きのようにさらに広がっていきますように」とのメッセージを発表した。

 デューク氏は自身の行動に後悔はないとし、「自分とは異なる人々を牧師として導きたいなら、自分とは異なる人々がいる場所に出向いて行かなければならない」と話した。(c)AFP