【12月11日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は10日、年間表彰を行い、フランス代表の主将アントワーヌ・デュポン(Antoine Dupont)が男子15人制の年間最優秀選手に選出された。仏選手では、2011年にティエリ・デュソトワール(Thierry Dusautoir)氏が選ばれて以来の栄誉となる。

 仏代表のSHとしてプレーする25歳のデュポンは、大きく改善された母国チームの武器として力を発揮している。器用にボールを出し、素早くマークを外す能力にもたけており、その優れたカバリングやサポートプレーで、2021年シーズンのシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)では計3トライを記録した。

 11月に主将の座を引き継いだデュポンは、フランスが2000年以来となるホームでのニュージーランド戦に40-25で勝利した試合を含め、秋のテストマッチで母国の3連勝に貢献した。

 デュポンの他には、オーストラリア代表の主将マイケル・フーパー(Michael Hooper)と同国代表のサム・ケレヴィ(Samu Kerevi)、そしてイングランド代表でブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)のマロ・イトジェ(Maro Itoje)が候補者に名を連ねていた。(c)AFP