【12月10日 AFP】米ニューヨーク市議会は9日、市民権を持たない永住者らに地方選挙での投票権を与える条例案を賛成33、反対14、棄権2で可決した。米主要都市では初。

 ニューヨーク市に住む合法的な永住者や就労許可を得ている外国人が対象。同市の人口約900万人のうち約100万人の外国人が影響を受ける。

 民主党の市議会議員や移民支援団体は、今回の画期的な決定を歓迎している。

 間もなく任期満了を迎える民主党のビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長は、外国人に投票を認める法的権限が市にあるかについて疑問を呈しつつも反対しない意向を明らかにしていた。

 2023年初頭から施行される可能性がある。(c)AFP