【12月10日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)は9日、グループC第6節が各地で行われ、レスター・シティ(Leicester City)はナポリ(SSC Napoli)に2-3で敗れ、ヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)に回ることになった。

 首位で最終節を迎えたレスターだったが、アウェーでのナポリ戦に敗れて3位に転落し、来年2月に第3の欧州カップ戦であるカンファレンスリーグの決勝トーナメントプレーオフに進むことになった。一方のナポリは、劇的な形で2位となり、決勝トーナメントプレーオフに進出している。

 2点をリードされたレスターは前半のうちに追いついたものの、エリフ・エルマス(Eljif Elmas)にこの日2点目を決められ、結局はこれが決勝点となった。

 同組の他の試合では、スパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)がアウェーでレギア・ワルシャワ(Legia Warsaw)を1-0で下し、組首位通過を決めた。この試合でレギアのトマシュ・ペクハルト(Tomas Pekhart)が後半アディショナルタイムのPKを決めていれば、新型コロナウイルスの陽性反応者や体調不良の選手に悩まされたレスターはグループステージを突破できていた。

 グループGのセルティック(Celtic)はレアル・ベティス(Real Betis)に3-2で勝利したものの、こちらも3位となりカンファレンスリーグに回ることになった。

 かつてチームを率いたレスターのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督と同大会で対戦する可能性もあるセルティックだが、この試合では日本代表FW古橋亨梧(Kyogo Furuhashi)がハムストリングを負傷。セルティックのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は、「良くはない。とにかくどういった診断が下るか成り行きを見守る」と述べた。

 グループBのレアル・ソシエダ(Real Sociedad)はPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)を3-0で下し、2位での通過を決めた。

 43分に先制点となるPKを決めたミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)が62分に追加点をマークしたソシエダは、後半アディショナルタイムにもアレクサンダー・ソーロート(Alexander Sorloth)がネットを揺らした。

 一方、イブラヒム・サンガレ(Ibrahim Sangare)が退場して数的不利となったPSVは3位となり、カンファレンスリーグに回ることになった。(c)AFP