【12月9日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は8日、グループE第6節が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-3で敗れ、21年ぶりのグループステージ敗退が決まった。

 雪の降る敵地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)に乗り込んだバルセロナは、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)とリロイ・ザネ(Leroy Sane)にゴールを決められ前半を0-2で折り返すと、後半にはジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)にダメ押しの3点目を許した。

 5度の欧州制覇を誇るバルセロナがチャンピオンズリーグのグループステージで敗退するのは21年ぶりで、出場を逃した2003-04シーズンの後は全て16強以上に勝ち進んでいた。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「腹立たしい。これが今の現実だというのは気に入らない。ここから新たな時代をスタートさせ、必死に努力してチャンピオンズリーグに戻ってくる」とコメントした。

 バルセロナのホームで行われた9月の試合も3-0で快勝したバイエルンは、この日の最終節を前にすでに組首位通過を決めており、リバプール(Liverpool FC)とアヤックス(Ajax)に続く全勝での突破となった。

 同組の他の試合では、ベンフィカ(Benfica)がディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)に2-0で勝利。この結果、2位となったベンフィカが16強に進み、3位のバルセロナはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)の決勝トーナメントに回ることになった。

 約1か月前に不振のバルセロナを率いることになったシャビ監督は、これで就任後初黒星となった前週末のレアル・ベティス(Real Betis)戦から連敗となった。

 シャビ監督は「ゼロからの出発。残念ながらヨーロッパリーグに回るが、われわれの居場所はそこじゃない」と強調した。

「ヨーロッパリーグで優勝し、リーグ戦でも勝ち点を取り返さねばならない」 (c)AFP/Ryland JAMES