【12月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は7日、グループD第6節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はトニ・クロース(Toni Kroos)とマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)のゴールでインテル(Inter Milan)を2-0で下し、組首位通過を決めた。

 1点をリードした64分に相手のニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)が退場したことにも助けられ、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で快勝したレアルは、2位インテルに勝ち点5差をつけての突破となった。

 クロースの先制点で主導権をつかんだレアルは、数的優位になった後にアセンシオが見事な一撃を決めて勝利を確実なものにした。首位通過には勝利が必要だったインテルは、序盤こそ猛攻を仕掛けたが、その後はレアルの方が一枚上手だった。

 1位通過を決めたレアルは、決勝トーナメント1回戦でリバプール(Liverpool FC)やバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、マンチェスター・シティ(Manchester City)といったチームを避けられるが、2位での突破となったパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とは対戦する可能性がある。組み合わせ抽選は13日に行われる。

 レアルのMFルカ・モドリッチ(Luka Modric)は、「強いチームと当たらないためにも首位でグループステージを終えたかった。それが達成できた」とコメントした。

 結局レアルはインテルから2勝を挙げるなど計5勝をマークし、FCシェリフ・ティラスポリ(FC Sheriff Tiraspol)にまさかの黒星を喫した9月のアウェーゲームを除けば、比較的順調なグループステージとなった。しかし、昨季は準決勝でチェルシー(Chelsea)に力負けしており、世界最高峰のチームを相手にもいまだ戦えることを証明するのがここからの課題となる。(c)AFP/Tom ALLNUTT