【12月7日 AFP】イタリアは6日、新型コロナウイルス対策の規制を強化し、ワクチン未接種者の劇場や映画館、ライブハウス、大規模なスポーツイベントへの入場を禁止した。

 都市内の公共交通機関を利用する際にも、ワクチンの接種完了か検査での陰性、または新型ウイルスに最近感染して回復したことを証明する「グリーンパス」の提示が義務付けられる。

 全国紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によると、ローマのポポロ広場(Piazza del Popolo)近くで6日朝、バスを降りた50代の男性がグリーンパスを携帯していなかったとして、400ユーロ(約5万円)の罰金を科された。男性は「グリーンパスはない、数日中にワクチンを接種するつもりだった」と述べた。

 5日には、対策強化を前にグリーンパスが130万件ダウンロードされ、1日当たりで過去最高を記録した。(c)AFP