【12月5日 AFP】21-22イタリア・セリエAは4日、第16節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は最下位USサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)を2-0で下し、アタランタ(Atalanta)に2-3で敗れたナポリ(SSC Napoli)から首位の座を奪った。また、インテル(Inter Milan)はASローマ(AS Roma)に3-0で快勝し、2位に浮上した。

 ミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、7日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のリバプール(Liverpool FC)戦を見据え、ミッドウイークに勝利したジェノア(Genoa CFC)戦から先発を6人入れ替えた。

 それでも本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でミランは、20分を前にフランク・ケシエ(Franck Kessie)とアレクシス・サーレマーカース(Alexis Saelemaekers)がゴールを決めて快勝した。

 2010-11シーズン以来のリーグ制覇を目指すミランは、2連敗があったものの、今週の2連勝で立て直した。ミランは2位インテルに1ポイント差、3位ナポリに2ポイント差をつけた。

 そして欧州の頂点に7度立っているミランは、チャンピオンズリーグで16強入りするためには、すでに突破を決めているリバプールにグループリーグ最終戦で勝利する必要がある。

 けがや出場停止で戦力が整わないローマから前半に3点を奪ったインテルは、2位に順位を上げた。

 ローマのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、「ノーマルな状態でもインテルはわれわれより強い。ノーマルでない状態ならばなおさらだ」と嘆いた。「昨季彼らはローマより29ポイント多く獲得した。きょうはけがや出場停止の選手がいたため非常に難しかった」

 本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(Stadio Diego Armando Maradona)でルスラン・マリノフスキー(Ruslan Malinovskyi)に先制点を許したナポリは、ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)とドリース・メルテンス(Dries Mertens)のゴールで一度は逆転したが、アタランタはその後メリヒ・デミラル(Merih Demiral)とレモ・フロイラー(Remo Freuler)のゴールで劇的勝利を収めた。(c)AFP