【12月2日 AFP】21-22イタリア・セリエAは1日、第15節の試合が行われ、首位ナポリ(SSC Napoli)は2点のリードを守り切れずサッスオーロ(US Sassuolo)と2-2で引き分け、ミラノ(Milan)勢に差を縮められた。

 ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督率いるナポリは、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)とファビアン・ルイス(Fabian Ruiz)のゴールで2位との差3ポイントを維持するかに見えた。

 しかし、71分にジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)のスーパーゴールで1点差に迫ったサッスオーロは、終了直前にジャンマルコ・フェラーリ(Gian Marco Ferrari)のヘディングで引き分けに持ち込んだ。

 ACミラン(AC Milan)はDFシモン・キアル(Simon Kjaer)が序盤に負傷退場するアクシデントがあったが、ジェノア(Genoa CFC)に3-0で勝利。インテル(Inter Milan)はホームでスペツィア(Spezia)を2-0で下した。

 敵地スタディオ・ルイジ・フェラリス(Stadio Luigi Ferraris)でミランは、10分にズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が直接FKを決めて先制すると、その後好調のジュニオール・メシアス(Junior Messias)が前後半に1点ずつ決め、ナポリに1ポイント差に迫った。

 冷蔵庫などの家電配達員だったセリエA2年目の30歳メシアスは、前半アディショナルタイムに長い距離のヘディングを沈めて加点すると、61分には繊細なタッチで3点目を沈め、フィオレンティーナ(Fiorentina)とサッスオーロに連敗中だったチームを救った。

 本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で前半にロベルト・ガリアルディーニ(Roberto Gagliardini)、後半にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が得点したインテルは、これで公式戦10試合無敗となった。

 DFに故障者が相次ぎ、4日にアウェーでのASローマ(AS Roma)を控えているため、シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督がメンバーを大きく入れ替えた試合で勝利したインテルは、公式戦の連勝を4に伸ばし、首位との勝ち点差を2とした。(c)AFP/Terry DALEY