【12月2日 AFP】男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は1日、中国共産党の上層部から性的関係を強要されたと告発した彭帥(Peng Shuai、35)の安否懸念をめぐり、同国での全ての大会を中止すると発表した女子テニス協会(WTA)の決断を「完全に」支持すると述べた。

 スペイン・マドリードで行われた国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2020-21)の準々決勝を終えたジョコビッチは「彭帥と彼女の健康状態に関する十分な情報がないため、WTAの姿勢を完全に支持する」と述べた上で、彭の健康が「テニス界にとって最も重要」だと続けた。

「WTAの姿勢は大変に力強く、とても勇敢なものだと思う」

 WTAのスティーブ・サイモン(Steve Simon)最高経営責任者(CEO)は同日、香港を含む中国での全ての大会を「直ちに中止する」と表明していた。(c)AFP