【12月1日 CNS】中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)は、重慶市(Chongqing)、上海市、北京市に続き、中国で常住人口が2000万人を超える4番目の都市になった。2020年の第7回国勢調査の結果によると、成都市の常住人口は11年前より581万9000人増の2093万8000人。四川省の人口の約25%を占める。

 人口増の特徴として、高学歴の人材が成都市に集まるようになっている。過去10年間で新たに増加した約600万人のうち大卒人口は535万人に達し、総人口の25.6%を占め、10年前に比べて約10ポイント増加した。

 成都市は四川省の経済中心地であり、多くの産業と人口を引きつけている。都市開発が進み、東部新区の人口は160万人規模、天府(Tianfu)新区の人口は580万~630万人規模を見込み、「新しい成都」が誕生することになる。

 第7回国勢調査によると、成都市の15〜59歳人口は全体の68.74%を占めている。西南財経大学(Southwestern University of Finance and Economics)西財シンクタンクの首席執行官兼首席戦略顧問の湯継強(Tang Jiqiang)氏は「人口が増加すると年齢構成は傾向として若くなる。2020年、成都市の戸籍人口の高齢化率は2016年と比べて0.68ポイント低下している。3500年の歴史を持つ文化都市は『若返り』し、『健康的』になっている」と話す。

 成都市は人材の「吸引力」が強い。2017年に定めた「成都人材新政12か条」から2020年9月の「成都人材新政2.0バージョン」まで、継続的な政策により人材の総数は556万3000人になり、全国の4位にランクインされている。2020年の成都市の域内総生産(GDP)は四川省全体の3分の1を占めている。

 成都市は12か所の産業圏と66か所の産業機能ゾーンを構築し、主要産業や新興産業、将来産業の開発と育成を図っている。2010年から2020年までの10年間で、成都市のGDPランキングは国内13位から7位に跳ね上がった。

 人口の急速な増加は消費需要を促進し、豊富な労働力を提供している一方、社会資源の配分や天然資源開発における矛盾を悪化させた。湯継強氏は「矛盾を緩和するため、成都市は新しい開発コンセプトで公園都市の建設に着手している。また、医療、教育、交通などの資源配分を継続的に改善している」と評価している。(c)CNS-経済日報/JCM/AFPBB News