【11月25日 AFP】(更新)欧州連合(EU)の医薬品規制当局は25日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチンを5~11歳の子どもに接種することを承認した。これにより、感染が急拡大している年齢層へのワクチン接種が可能となる。

 欧州医薬品庁(EMA)の発表によると、同社製ワクチン「コミナティ(Comirnaty)」の接種対象について、専門家委員会が「5~11歳の子どもへの使用を含め、適用拡大を認めるよう推奨」したという。

 5~11歳に対するファイザー製ワクチンの接種が認められている国は、現時点で米国、イスラエル、カナダなど11か国のみにとどまっている。

 EMAは、5~11歳に対しては、通常の3分の1の量の成分が含まれたワクチンを3週間の間隔を空けて2回接種すると説明している。

 EMA本部があるオランダでは今週当局が、新型ウイルス感染者数の増加が最も顕著な年齢層は12歳までの子どもだと発表していた。(c)AFP