【11月25日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は24日、グループB第5節が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)の5月以来のゴールなどでFCポルト(FC Porto)を2-0で下した。ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、先発した控えの選手たちを称賛した。

 前節すでにグループ首位通過を決めていたリバプールだったが、本拠地アンフィールド(Anfield)で手を緩めることはなかった。

 リバプールで苦戦を強いられているティアゴは、チャンピオンズリーグ制覇を果たしたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)時代の輝きを取り戻せずにいる。しかし、この日は後半に強烈なミドルシュートを決めて先制点を挙げるなど、落ち着き払ったパフォーマンスで本領を発揮した。

 さらにモハメド・サラー(Mohamed Salah)が今季公式戦17点目を決めたリバプールは、グループリーグ5連勝を達成した。

 敗れたポルトは、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とACミラン(AC Milan)に1ポイント差をつけグループ2位となっており、12月7日の最終節でアトレティコに勝利すれば、リバプールと共に決勝トーナメント進出が決まる。

 2021年の残りのミッドウイークは全て試合が組まれているリバプールは、12月は9試合を消化しなければならないため、クロップ監督はビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)やアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)、ファビーニョ(Fabinho)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)といった主力をベンチスタートとした。

 19歳のタイラー・モートン(Tyler Morton)がチャンピオンズリーグ初出場を果たしたリバプールは、ネコ・ウィリアムス(Neco Williams)、イブラヒマ・コナテ(Ibrahima Konate)、南野拓実(Takumi Minamino)らが先発に名を連ねた。

「若手をプレーさせた。けが明けの選手がいた。適切な選手が出場機会を得て、適切な選手に休息を与えた」と話したクロップ監督は、「このチームにいるのであれば良い選手だということ。それだけのことだ。準備ができていない選手は試合に送り込まない」と続けた。(c)AFP