【11月24日 CGTN Japanese】中国東部の江蘇省(Jiangsu)の税関当局はこのほど、管内の張家港市(Zhangjiagang)で輸入木材の水際検査を行う中で、長さ4メートルもあるキングコブラ1匹を捕まえました。

 捕獲されたキングコブラの太さは大人の腕ほどあり、検疫官3人のチームワークでようやく箱の中に閉じ込めることができました。これを受け、地元税関当局は同じ輸入元から入国した貨物や同じ品目に対する検疫検査を強化し、外来生物や動植物の感染症が国内に持ち込まれないよう監督管理を強めていくと示しました。

 キングコブラは世界最大の毒ヘビとして知られ、中国国外では主に東南アジアや南アジアなどに分布しています。体が大きいため、一かみで放たれる毒の量は他のコブラより圧倒的に多く、いったん上陸すれば、現地の人々の命の安全や生態系に深刻な脅威となる可能性があります。 

 江蘇省の張家港市は、中国では輸入広葉樹材の主な集散地です。これまでにもヘビやサソリ、ムカデ、毒グモなどの特定外来生物が水際検査で頻繁に検出されてきました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News