【11月24日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)は23日、決勝が行われ、アル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)が2-0で浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)に勝利し、大会最多4回目のタイトルを獲得した。

 お互いに史上初となる4回目の優勝を狙うチーム同士の決勝は、アル・ヒラルのナセル・アル・ダウサリ(Nasser Al-Dawsari)がACL決勝では最速となる開始16秒の先制点を決めると、ムサ・マレガ(Moussa Marega)が後半に追加点を挙げて快勝した。

 昨年のACLでは、新型コロナウイルスの感染者が続出して大会から追放される屈辱を味わったアル・ヒラルだが、この日は本拠地キング・ファハド国際スタジアム(King Fahd International Stadium)に集まった5万人のファンの前で浦項を圧倒し、苦い記憶を消し去った。

 アル・ヒラルはこれで、来年初めに行われる21クラブW杯(2021 FIFA Club World Cup)の出場権を手にした。ポルトガル人指揮官として、初めてアジアのタイトルを手に入れたレオナルド・ジャルディム(Leonardo Jardim)監督は「われわれの目標はすべての試合に勝つことだ」と話し、「クラブW杯には世界トップのチームが集まるが、アジア王者として全力を尽くしたい」と意欲を見せた。(c)AFP