【10月21日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)は20日、準決勝の試合が行われ、浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)は前年王者の蔚山現代(Ulsan Hyundai、韓国)と1-1で120分を終えると、迎えたPK戦を5-4で制し、アル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)が待つ決勝に駒を進めた。

 韓国の東海岸に本拠地を置くライバル同士の一戦は後半に活気づき、尹日録(Il-Lok Yun)がこぼれ球を押し込んで蔚山が1-0でリードした。

 10分間に3度の決定機をしのぎきった蔚山は危機を脱したかに思われたが、キャプテンの元斗才(Du-Jae Won)が68分に退場し数的不利となった。

 その後は2009年大会の王者である浦項のペースとなり、英国出身のオーストラリア人DFアレックス・グラント(Alex Grant)が89分にヘディングでネットを揺らすと、試合は延長戦に突入した。

 結局延長戦では決着がつかずPK戦に入ると、最後はキャプテンの姜祥佑(Sang-Woo Kang)がゴールの隅に冷静にボールを蹴り込み、チームメートにもみくちゃにされた。

 19日に行われた準決勝のもう1試合では、アル・ヒラルがライバルのアル・ナスル(Al Nassr、サウジアラビア)とのリヤドダービーに2-1で勝利。

 マリ代表FWムサ・マレガ(Moussa Marega)とサウジアラビア代表サレム・アル・ダウサリ(Salem al-Dawsari)の得点でライバルを下したアル・ヒラルは、11月23日の決勝で浦項と対戦する。(c)AFP