【11月20日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は19日、首都ワシントンのホワイトハウス(White House)のローズガーデン(Rose Garden)で感謝祭(Thanksgiving)前の恒例行事に臨み、2羽の七面鳥に恩赦を与え、新型コロナウイルスワクチンの追加接種に関するジョークを飛ばした。

「米国人は皆、同じことを望んでいる。七面鳥の目を見つめながら、何も心配は要らないと言ってやりたいと思っている」と、バイデン氏は演説で国民を鼓舞する際に自身がよく使うフレーズをもじり、「さあ君たち、心配は要らないよ」と七面鳥に呼び掛けた。

 バイデン氏は、幸運な2羽が「七面鳥の大統領予備選挙」で選ばれたのは「性格と容姿、ワクチンの接種状況のためだと思う」とジョークを飛ばし、冬が来る前に追加接種を推奨する政策を引き合いに出して、「この2羽は、ベイスト(baste、肉をローストしてソースをかけること)の代わりにブースト(boost、後押しされること、追加接種をすること)される」と話した。

 25日の感謝祭を前に恩赦を受けたのは、「ピーナツバター」と「ジェリー」と名付けられた2羽の大きな白い七面鳥。2羽は、インディアナ州のパデュー大学(Purdue University)で新生活を始める。(c)AFP