【11月20日 CNS】中国のショート動画アプリ大手の快手(Kuaishou)の情報筋によると、当社のNFC実名認証案は9月末に正式にリリースした。同案が従来の身分証明書を撮影・アップロードし、個人情報を入力するなどの流れが長い伝統的な認証モードを覆した。身分証明書を携帯電話の近くで「ピッ」するだけで、個人情報を瞬時に読み取ることができる。認証プロセスがとても便利になり、個人情報の不正使用や盗用のリスクも減った。

「ピッ」とするということは、NFC認証を行う際、快手アプリの実名認証ページを開き、身分証明書を近づけるだけで、「ピッ」という音とともに身分証明書の情報を瞬時に公安部第三研究所のバックグラウンドに送信し安全認証を行い、3秒以内に同研究所からの情報の返却によって次の段階の顔認証プロセスに入るということだ。従来の身分証明書情報の認証には、少なくとも25秒が必要だった。

 NFC技術は、近距離通信(Near Field Communication)と呼ばれるものだ。NFC技術を搭載された装置(例えば、スマホ)は、互いに近接した状態でデータの交換ができる。これは、非接触型無線周波数識別(RFID)および相互接続技術の統合から発展してきた。単一チップの統合センサー式カードリーダー、センサー式カード、ポイントツーポイント通信の機能を通じて、モバイル端末でモバイル決済、電子チケット販売、入退室管理カード、モバイル身分識別、偽造防止などのアプリケーションを実現した。

 これまで快手が利用してきた実名認証技術は、多くのインターネット企業が利用している光学文字認識(Optical Character Recognition、OCR)技術だった。OCR技術とは、電子機器(例えばスキャナーやデジタルカメラ)が紙に印刷された文字をチェックし、暗いパターンと明るいパターンを検出して形状を認識し、文字認識方法でその形状をコンピューター文字に翻訳するプロセスだ。

 アップグレードされたカード認証(NFC)案は、画像認識や写真認識では解決不能な問題を解決できる。例えば、身分証明書の写真が偽造された場合、身分証明書の両面の一致性を判断できない場合、身分証明書の撮影・アップロードの手順が複雑な場合、きれいに撮れていない写真を認識できない場合、身分証明書の文字を100%識別できないため手動で修正しなければならない場合等だ。

 アップグレードされた新案では、認識された個人情報と写真が身分証明書チップ内の情報と一致し、100%正確で安全を確保できる。新案は9月末に次々とキャッシング、開店認証などのシーンで押し広め、スマホの継続的なアップグレードに伴い、NFC認証案が続々とOCR案に取って代わる見込みだ。

 快手の関係者によると、快手の今回の認証アップグレードについて、NFC機能が搭載された初期スマホユーザーのカバー率は、全体ユーザーの約20%を占める。NFC機能の各種類の携帯電話での応用の普及に伴い、快手の実名認証新案はますます多くのユーザーをカバーする。その関係者は、「これはNFC技術の動画分野への初の応用だ」と語る。キャッシングや開店認証などのシーンの実名認証プロセスは大幅に便利になった。偽造、「ゾンビ」「ロボット」などの模造・粗悪アカウントを遠ざけ、コミュニティーの健全な生態ガバナンスにとって特に重要だという。

 業界関係者によると、犯罪者による市民の個人情報の盗用の防止や、個人情報の保護のためには、ネットワークサービス提供機関は身分確認と業務展開中に、個人情報保護法の最低限必要な原則とユーザーの理解と同意の原則に従う必要がある。今回アップグレードされた快手のNFC認証技術は、個人情報の不正使用の防止や、プライバシー保護などの面でプラスの意味があるという。(c)CNS/JCM/AFPBB News