【11月18日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相と国内16州の州首相は18日、新型コロナウイルスのワクチン未接種者を対象に厳しい新規制を導入することで合意した。同国では新型ウイルスの流行拡大が続いており、新規感染者数はこの日、過去最多の6万5371人に上った。

 未接種者は、公共交通機関の利用時や出勤時に陰性証明の提示が義務付けられる。医療従事者や高齢者施設の従業員は接種が必須になる。

 直近7日間の入院者数が人口10万人当たり3人以上の州では、ワクチン接種を完了したか、感染後に回復した人のみがレストランやスポーツイベント、文化行事などの公共スペースへの立ち入りが許される。

 現在、ハンブルク(Hamburg)、ニーダーザクセン(Lower Saxony)、シュレスウィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)、ザールラント(Saarland)の4州を除く全州で入院者数は3人以上となっている。

 入院者数が6人以上の地域では、参加者にワクチン接種だけでなく陰性証明の提示も義務付ける。9人以上の地域では、接触制限などの追加措置が導入される。(c)AFP/Femke COLBORNE