【11月18日 AFP】米大リーグ(MLB)は17日、2021年のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)受賞者が発表され、ア・リーグはトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)のロビー・レイ(Robbie Ray)、ナ・リーグはミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のコービン・バーンズ(Corbin Burnes)が選出された。

 13勝を挙げて防御率2.84を記録したレイは、全米野球記者協会(BBWAA)による投票で30票中29の1位票を集めて合計207点ポイントを獲得し、ほぼ満場一致で選ばれた。

 16勝で最多勝のタイトルを獲得したニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のゲリット・コール(Gerrit Cole)が2位、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のランス・リン(Lance Lynn)が3位だった。

 ナ・リーグでは、バーンズがフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のザック・ウィーラー(Zack Wheeler)をわずか10ポイント差で抑えて受賞を果たした。

 バーンズとウィーラーの1位票は共に12だったが、2位票をより多く獲得したバーンズが合計151ポイントとし、同141のウィーラーを抑えた。6の1位票を獲得したロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)は、113ポイントで3位だった。

 ブルワーズからのサイ・ヤング賞選出は、球団のナ・リーグ移籍以降ではバーンズが初めてとなった。米カリフォルニア州出身の27歳は今季、勝利数は11で20勝したドジャースのフリオ・ウリアス(Julio Urias)に九つ及ばなかったが、167回を投げてリーグトップの防御率2.43を記録した。(c)AFP