【11月12日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が11日、ア・リーグの指名打者(DH)として2021年シーズンのシルバースラッガー(Silver Slugger)賞に輝いた。日本人の受賞は、通算3度の選出を誇るイチロー(Ichiro Suzuki)氏に続き史上2人目となった。

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 エンゼルスでDHの選手がシルバースラッガー賞を受賞するのは大谷が初めてで、外野手以外が選ばれるのも2001年のトロイ・グラウス(Troy Glaus)氏以来だった。

 同賞は各ポジションで最も優れた打者に贈られる賞で、監督とコーチの投票で決定される。大谷はヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のヨルダン・アルバレス(Yordan Alvarez)、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のネルソン・クルーズ(Nelson Cruz)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)とジョーイ・ギャロ(Joey Gallo)の4選手を抑えての受賞となった。

 大谷はDHのファイナリストで最多の本塁打46本と長打率.592を記録したほか、100打点、二塁打26本、三塁打8本、26盗塁、103得点をマークしており、当然の受賞だった。

 今季はすでに選手間投票による年間最優秀選手(MVP)に選出されており、史上16人目の「コミッショナー特別表彰」も受けた。また、18日に発表されるア・リーグ年間MVPのファイナリスト3人の中でも、選出の筆頭候補に挙げられている。

 ナ・リーグでは、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のワールドシリーズ制覇に貢献したスラッガー、フレディ・フリーマン(Freddie Freeman)が一塁手として3季連続で選出された。今季は打率.300、本塁打31本の成績を記録した。

 同球団では他に、オジー・アルビーズ(Ozzie Albies)二塁手、オースティン・ライリー(Austin Riley)三塁手、マックス・フリード(Max Fried)投手が選出された。(c)AFP