【11月17日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は16日、台湾の「独立」に言及したかのような発言について釈明し、台湾政策に変更はないと強調した。

 バイデン氏は、前日の習近平(Xi Jinping)中国国家主席とのオンライン会談で台湾問題の進展があったか問われると、台湾関係法を支持することを「明確に示した」と述べた。

 米国は台湾関係法で台湾の独立を認めていないが、台湾の自衛を支援することになっている。

 しかし、バイデン氏は訪問先のニューハンプシャー州で記者団に対し「それは独立している。独自に意思決定をしている」と述べた。ホワイトハウス(White House)は「それ」が何を指すのかという質問に回答していない。

 バイデン氏はその後まもなく「われわれの政策を変えるつもりは一切ない」として「われわれは独立を促してはいない。台湾関係法の規定に従って行動するよう促しているだけだ。彼らに決めさせる」と釈明した。

 バイデン氏の米政府の方針と矛盾するかのような発言は3回目で、台湾への支持を強めているかのような印象を与えている。(c)AFP