【11月13日 AFP】台湾を訪問中の中米ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス(Juan Orlando Hernandez)大統領は13日、台湾への支援を改めて表明した。

 エルナンデス氏は「困難な時にこそ、友のことがよく分かる」として、「この地域で緊張が高まっている今、ホンジュラスはここにいる。わが国は常に台湾に寄り添う」と述べた。

 しかし、エルナンデス氏は3日間の台湾訪問を終えると、数週間後には退任する。

 最大左派野党のLIBREから大統領選に出馬しているシオマラ・カストロ(Xiomara Castro)氏は、台湾と断交して中国と国交を結ぶ考えを表明している。

 現在、台湾と正式な外交関係を結んでいるのはホンジュラスを含む15か国のみ。

 1949年に内戦が終結して中国と台湾が別々に統治されるようになってから、中南米は中台関係の主戦場となってきた。

 台湾はこのところ、中国が中南米諸国に新型コロナウイルスワクチンを提供して「ワクチン外交」を展開し、台湾から同盟国を奪おうとしていると非難している。(c)AFP