【11月16日 AFP】(更新)英国のプリティ・パテル(Priti Patel)内相は15日、前日にリバプールで起きた爆発事件を受け、国内のテロ脅威評価レベルを、5段階で上から3番目だった「サブスタンシャル(相当)」から、テロが発生する可能性が高いことを示す2番目の「シビア(深刻)」に引き上げたと発表した。

 爆発は14日、リバプール市内の婦人科病院付近で起きた。タクシーが爆破され、乗客1人が死亡した。

 同国では先月、保守党のデービッド・エイメス(David Amess)下院議員が有権者との面会中に刺殺される事件が発生。検察当局は「テロリストとの関連」を指摘していた。

 パテル内相は、ここ1か月にこれら2件の事件が起きたことから、警戒レベルの引き上げを決めたと明かした。

 イングランド北西部でテロ対策を担当するラス・ジャクソン(Russ Jackson)氏は記者団に対し、タクシーの車内で起爆され炎上したのは、死亡した「乗客が自作」した即席爆発装置(IED)で、「テロ事件」として対応していると述べた。動機は不明だという。

 事件をめぐっては、21、26、29歳の男3人が、爆発直後に市内のケンジントン(Kensington)地区で反テロ法に基づいて逮捕された。さらに翌日、同地区近郊で20歳の男も拘束された。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、今回の事件で「われわれ全員が徹底的な警戒を続ける必要性を痛感した」と述べた一方で「しかしきのう、われわれに示されたのは、英国民は決してテロに臆することはないということだ。無分別な行為でわれわれを分断しようとする者には決して屈しない」との考えを示した。(c)AFP/Paul BARKER with Jitendra JOSHI