【11月14日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(2021 WTA Finals)は13日、メキシコ・グアダラハラ(Guadalajara)でシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、10本のサービスエースを決めた大会第7シードのパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)が7-6(7-4)、6-4のストレートで第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)に勝利し、準決勝進出を決めた。

 10月のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2021)を制して自身最大のタイトルを獲得するなど、シーズン終盤に好調を維持しているバドサは、11日のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)戦に完勝して幸先よく大会をスタートさせていた。

 初顔合わせとなる大会初出場のサッカリと対戦したこの日は、第1セットをタイブレークの末に獲得すると、第2セットは序盤のブレークでゲームカウント3-1とリードを奪い、2度目のブレークで5-4とした後のサービング・フォー・ザ・マッチで、3本目のマッチポイントをバックハンドのウイナーで決めた。

 2時間強で勝利したバドサは、これでマッチ8連勝。その後の試合でグループ最上位となる第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)が2-6、6-2、7-5の逆転で第5シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)に勝利したことで、1試合を残してグループ1位を確定させた。

 バドサは「すごくタフな試合だったと思う」と話し、「サーブが好調で、すべてのポイントで戦うことができた。積極性を保てたし、足も動いていた」と続けた。

「こういう試合に勝つには、細かな部分がすべてうまくいかなければならないと思う。きょうは重要な場面で細かい部分がキーになったと思うし、とても勇敢にいいプレーができた」

 この日の試合の結果、シフィオンテクは敗退が決まり、15日にサバレンカとサッカリが準決勝進出のもう1枠を争うことになった。(c)AFP