【11月13日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(2021 WTA Finals)は12日、メキシコ・グアダラハラ(Guadalajara)でシングルスのラウンドロビン2試合が行われ、大会第8シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)が6-4、6-0で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)をねじ伏せ、準決勝進出を決めた。

 初戦でバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を下したコンタベイトは、この日の勝利でラウンドロビンのグループ2位以上を確定させた。これでクレムリン・カップ(Kremlin Cup 2021)とトランシルバニア・オープン(Transylvania Open 2021)から続く連勝記録も12に伸ばし、シーズン終盤になって一気に調子を上げている。

 コンタベイトは「もちろん、準決勝に進出できてとてもうれしい」とコメント。この試合のファーストサービスでは29本中24本でポイントを獲得したほか、最後は8ゲームを連取してわずか57分で勝負に決着をつけ、過去3度対戦して一度も勝利がなかったプリスコバから初白星を挙げた。

 直近の30試合で28勝を記録し、自信の波に乗っているコンタベイトは「過去に3戦全敗していたことは考えなかった」と話し、「コートに足を踏み入れるたびに、新しい機会に遭遇する。前の試合は全く関係ない。これは新たな一日であり、対戦相手を倒すしかない」と続けた。

 同じグループでは、第6シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)が2-6、6-3、6-4で全仏オープン(French Open 2021)女王のクレイチコバから執念の勝利をもぎ取り、ベスト4入りの望みをつないだ。

 両者の対戦は今季これが4度目で、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)決勝ではムグルサが勝っていたが、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)ではクレイチコバが勝利していた。

 14日に行われるラウンドロビンの最終戦では、ムグルサがクレイチコバ、プリスコバとともに準決勝の残り一枠を争う。(c)AFP