【11月14日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は13日、各地で試合が行われ、グループDのフランスはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の4得点などでカザフスタンを8-0で下し、本大会出場を決めた。

 この他にフランスは2ゴールのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、アドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点者に名を連ねた。

 これで代表での通算得点数を42に伸ばしたグリーズマンは、ミシェル・プラティニ(Michel Platini)氏を抜いて同代表歴代3位に浮上。1位は51得点のティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏、2位は46得点のオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)となっている。

 130人が命を落とした2015年のパリ同時テロから6年が経過したこの日、フランスはホームのパルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)でファンにきらびやかなショーを披露した。

 6分に先制点を挙げたエムバペは、その6分後に2点目をマークすると、32分には豪快なヘディングでハットトリックを達成した。

 前半を3-0で折り返したフランスは、後半さらにギアを上げてベンゼマが2度、ラビオとグリーズマンが1度ずつネットを揺らすと、終了3分前にはエムバペがこの日4点目をマークして締めくくった。

 グループDはフランスが首位に立ち、フィンランドとウクライナが2位を争っている。

 グループEでは、国際サッカー連盟(FIFA)のランキング1位に立つベルギーがホームでエストニアに3-1で勝利し、こちらも本大会の切符を手にした。ギャレス・ベイル(Gareth Bale)を擁するウェールズは、ホームのカーディフでベラルーシを5-1で退けて同組2位につけている。  

 今予選で1度引き分けたもののあとは全て勝利しているベルギーは、勝てば本大会出場が決まるという状況の中、11分にクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)が幸先良く先制点をマークした。

 53分にヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)が2点目を挙げたベルギーは、エリック・ソルガ(Erik Sorga)に1点を返されたものの、その直後にトルガン・アザール(Thorgan Hazard)が加点して試合を終わらせた。(c)AFP