【11月12日 AFP】中国で11日まで行われた、「独身の日(Singles’ Day)」と銘打たれたオンライン通販セールで、電子商取引(EC)大手アリババ(Alibaba、阿里巴巴)の売上高が過去最高となる5403億元(約9兆6300億円)に達した。

 アリババは昨年末以来、政府によるIT業界取り締まりの標的となっている。政府からは積極的な宣伝や消費をあおるような行動を控えるよう圧力がかかったため、今年のキャンペーンは抑制していた。

 EC大手「京東(JD.com)」の売上高も昨年から20%増加。セール期間中のアリババ、京東2社の売上高は合わせて8890億元(約15兆8400億円)に達した。共に、家電や電子機器、ペット用品、化粧品、パーソナルケア用品の売れ行きが好調だった。

 10年以上前に始まった「独身の日」は、当初は11月11日のみだったが、近年は1日から11日間にわたり開催されている。早期割引や、本セール前にプレセールを行う企業も増えている。(c)AFP