【11月12日 AFP】フランス女子サッカーリーグ1部、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のチームメートが襲撃された事件との関連で警察に身柄を拘束されていたアミナタ・ディアロ(Aminata Diallo)が11日、2日間の事情聴取を終えて釈放された。

 検察によれば、PSGと同国代表でチームメートのキーラ・アムラウィ(Kheira Hamraoui)が襲撃がされた事件との関連で、10日朝に身柄を拘束されたディアロは、11日午後に釈放され、訴追もされなかった。

 両選手は前週、PSG主催のイベントから帰る途中に目だし帽をかぶった男2人に乗っていた車を止められた。引きずり降ろされたアムラウィは鉄製の棒で両脚を殴打され、病院で縫合手術を受けた。

 事件当時、ディアロは車でアムラウィを自宅に送っていたため、警察は同選手が今回の襲撃と関係があったかどうか判断しようとしていた。

 司法筋は、10日に男1人がリヨン(Lyon)で身柄を確保されたほか、PSGに所属するサキナ・カシャウィ(Sakina Karchaoui)が11日朝に警察から供述を求められたと明かした。だが検察側によれば、ディアロの友人である男はすでに釈放され、訴追も行われなかったという。

 今回の釈放により、事件の捜査が今後どう進むのかは不透明な状況となった。

 アムラウィとディアロはクラブと代表でMFのポジションを争う良好なライバル関係にあったと考えられており、PSGの関係者も「休日に一緒に出かける仲」と話している。(c)AFP/Jeremy TALBOT and Emmanuel BARRANGUET