【11月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)は11日、先日解任したディーン・スミス(Dean Smith)監督の後任に、スコティッシュ・プレミアシップのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)を率いていたスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏を迎えると発表した。

 昨季、レンジャーズに10年ぶりのリーグ優勝をもたらし、無敗でシーズンを締めくくったジェラード氏だが、同チームを離れてリーグ戦5連敗中のビラの指揮官に就任することになった。

 ジェラード氏は現役時代、長くキャプテンを務めたリバプール(Liverpool FC)で710試合に出場して186得点をマークし、プレミアリーグ史上最高の選手の一人と目されているが、同リーグで監督を務めるのは今回が初めてとなる。

 ジェラード氏は「アストン・ビラはイングランドサッカー界で豊かな歴史と伝統を持つクラブ。その新監督になれたことをとても誇りに思う」とコメントした。

「彼ら(フロント陣)がクラブに抱くプランがいかに野心的かは明確だった。チームの目標達成に貢献できるのを楽しみにしている」

 11試合を終えて16位に沈んでいるビラは、降格圏に2ポイント差と迫っている。

 ジェラード氏のビラでの初陣は、代表ウイーク明けの20日に予定されているブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)とのホームゲームになる見通し。(c)AFP