【11月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は10日、スポーティング・ディレクター(SD)を務めるマイケル・エドワーズ(Michael Edwards)氏が今シーズン限りで退任すると発表した。

【特集】写真で振り返る2000年代のプレミアリーグ選手

 エドワーズ氏は10年にわたりリバプールに在籍し、成功を収めている補強計画の中核を担っていたが、新たな挑戦を求めてアンフィールド(Anfield)を去ることになった。

 エドワーズ氏はメッセージの中で、「このクラブでの時間は最長でも10年にしようとずっと考えていた。ここでの仕事をとても気に入っていたが、私は変化を強く信じるタイプの人間だ。変化は個人にとって良いことだし、労働環境においても雇用主にとって望ましい」と述べた。

「在任期間中、われわれは良い方向を目指してあらゆることを変えてきた。だが新しい人材が違った視点や新しいアイデアをもたらし、これまで積み上げてきたものに上乗せしたり変えたりしてもらえたらうれしい」

 今後はサウジアラビアの政府系ファンドを中心とするコンソーシアムに買収されたニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)への加入がうわさされているが、同チームのエディ・ハウ(Eddie Howe)新監督は同日、クラブがアプローチする可能性については何も知らないと強調した。

 エドワーズ氏が獲得に関わったモハメド・サラー(Mohamed Salah)やビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)、ファビーニョ(Fabinho)、アリソン(Alisson Ramses Becker)らが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)やリーグ戦を制したチームの中心選手になるなど、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督もその手腕の恩恵を受けてきた。

 クラブの発表文の中で、クロップ監督は「彼がすぐに、あるいは急いで出ていかないことは分かっているし、それはうれしい。彼と一緒に仕事をする時間はまだある」と述べた。

「残された時間でもこれまでと同じように幸運に恵まれたら、クラブのためにさらに特別な時間をつくれるかもしれない」

 エドワーズ氏の後任には、アシスタントSDを務めるジュリアン・ウォード(Julian Ward)氏が昇格することになっている。(c)AFP