ハウ監督、ニューカッスルは「自分にぴったり」 残留へ意気込み
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【11月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)のエディ・ハウ(Eddie Howe)新監督は10日、厳しい残留争いに向けた覚悟を表明し、サウジアラビア系コンソーシアムに買収されたチームに高まる期待にも応えることができるはずだと話した。
オーナー交代後にスティーブ・ブルース(Steve Bruce)前監督が退任したマグパイズ(Magpies、ニューカッスルの愛称)は、グレーム・ジョーンズ(Graeme Jones)氏が暫定的に指揮を執った3試合で未勝利に終わるなど、今季11試合を終えた現時点で勝ち星がなく、リーグ最下位から一つ上の19位に低迷している。
ニューカッスルほどの規模のクラブを率いた経験はないものの、ハウ監督は無名のボーンマス(AFC Bournemouth)をフットボールリーグ2(4部)からプレミアに昇格させた経験が大きな支えになるはずだと話した。
ニューカッスルの指揮官として初めての会見に臨んだハウ監督は、「ボーンマスでは失敗すればクラブの存在が危機にさらされた。それは大きなプレッシャーだ」と語った。
チームはハウ監督を迎えてすぐ、プレミア残留を争うノリッジ・シティ(Norwich City)やバーンリーFC(Burnley FC)との対戦を控えており、その後クリスマス前後にはリバプール(Liverpool FC)、マンチェスター・シティ(Manchester City)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との厳しい戦いが続く。
ハウ監督も「目の前の課題は極めて大きい」と認め、「非常に難しい挑戦だ。状況は完全に認識している。12月は非常にタフな試合スケジュールだ」と続けた。
アマンダ・ステイヴリー(Amanda Staveley)氏を筆頭とするニューカッスルのオーナー陣は、アラブ首長国連邦(UAE)のオーナーによる買収後のマンチェスター・シティ(Manchester City)のような成功を最終的な目標として掲げている。
来年1月の移籍市場で大量の資金が投入されるのも確実だが、ハウ監督はチャンピオンシップリーグ(2部)降格を回避できる保証はないとしている。
またハウ監督は、1969年を最後に主要タイトルから遠ざかっているものの、本拠地セント・ジェームズ・パーク(St James Park)を埋め尽くし続けるニューカッスルファンの情熱はすでに経験していると話した。
「私に対して示された興奮や尊敬、そして選手やクラブへの関心のレベルは自分にとって新たな経験だ。それを味わい受け入れたい」と話した指揮官は、「全てが正しいと感じた。クラブの魅力、規模や歴史、そして新たな野心的な計画、そのどれもが壮大だ。自分にぴったりだと思った」と意気込んだ。(c)AFP