【11月10日 AFP】男子テニス、ストックホルム・オープン(Stockholm Open 2021)は9日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は予選勝者のビクトル・ドゥラソビッチ(Viktor Durasovic、ノルウェー)を6-1、7-6(9-7)で下し、2回戦に進出した。

 元世界ナンバーワンのマレーは、接戦となった第2セットのタイブレークで相手のセットポイントを1本しのぐと、3本目のマッチポイントで試合を締めくくった。

「最終的には大接戦となったが、なんとかタイブレークをものにできた」と振り返ったマレーは、「彼は世界300位くらいよりも良いテニスをしているような気がする」と続けた。

 負傷に悩まされて現在は143位に低迷しているものの、そこからのランクアップを目指している34歳のマレーは、2回戦で大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と対戦する。

 マレーは「シナーは素晴らしいシーズンを送っている」と評した上で、「伊トリノ(Turin)でのファイナルエイト(ATPファイナルズ<ATP Finals 2021>)に進めなかったのはとても不運だった」と話した。

「彼はインドアのハードコートでのプレーを非常に得意としているから、私にとって大きな試練になるだろう」

 マレーは、接戦の末にドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)に敗れ初戦敗退に終わった前週のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2021)での悔しさを晴らすことをこの大会で目指している。(c)AFP