【11月10日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)南京市(Nanjing)の水族館「南京海底世界」の人気者、ホッキョクグマの仔仔(Zai Zai)が先月10日、「お見合い」をするため西安市(Xi’an)の水族館に向かった。

 仔仔はロシアで飼育下の親から誕生し、2010年に南京へやってきた。現在は体重700キロ、立ち上がると身長は3メートルにもなる。2017年に南京海底世界のマスコットに選ばれ、その人気から「水族館の宝物」と呼ばれている。

 西安への移動は、地域を越えて水族館が協力し、次世代の繁殖と遺伝の多様性を確保する狙い。西安の水族館では同年代のメスと対面し、来年3~4月の繁殖期に「おめでた」を迎えることが期待されている。仔仔は5月に南京へ戻る予定。(c)CNS/JCM/AFPBB News