【11月9日 AFP】負傷で今夏のサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)出場がかなわなかったものの、今月のW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選でスウェーデン代表メンバーに再び名を連ねた40歳のFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が8日、「ようやく」けがから復帰できて気分が良いと述べた。

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーするイブラヒモビッチは5年前に代表から引退したが、欧州選手権を前に復帰を果たした。

 3月のW杯予選で2試合に出場したイブラヒモビッチだったが、その後のけがで欧州選手権には参加できなかった。

 11日のジョージア戦、14日のスペイン戦という重要な連戦を前に、イブラヒモビッチは「ようやく復帰することができて良い気分」とコメントした。

「タフではあったが、正直に言うと100パーセントの状態ではなかった」

 スウェーデンで118試合に出場して62得点をマークしているイブラヒモビッチは、ヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督が求める時間はいくらでも代表でプレーする準備ができていると語った。

「けがをした後は無理をすべきではないが、誰もがプレーすることを望んでいる」

「年齢を重ねつつあるが、体の状態が今も良くなっているのは分かっている。心が若く、見た目が良くなっていても年は取っている」

「全てはヤンネが何を求めるか次第。俺はこのチームの一人としてここにいる」

 ここまで15ポイントを挙げて予選グループBの首位に立つスウェーデンは、2位スペインに勝ち点2差、3位ギリシャに勝ち点6差をつけている。

 欧州予選では各組の1位チームが本大会の自動出場権を獲得することになっており、敵地セビリア(Seville)で行われるスペインとの最終戦の勝者が、本大会の切符を手にする可能性がある。(c)AFP