【11月9日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するMFフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)は8日、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)新監督は問題を抱えるチームで成功を収めるだろうと述べた。

 前指揮官であるロナルド・クーマン(Ronald Koeman)氏の解任から10日ほどが経過した同日、バルセロナのレジェンドであるシャビ新監督は本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でお披露目となった。

 開幕12試合で4勝しか挙げられず、9位に沈むバルセロナのコウチーニョは「シャビは偉大な選手でありサッカー界の象徴だったが、今はバルセロナの家に戻ってきた。彼が僕らのチームに多くの成功をもたらしてくれることを願っている」とコメントした。

「彼の人間性を考えると、バルセロナで間違いなくうまくやっていくだろう」

 ローン移籍先のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)から1年半前に復帰して以降、クーマン氏の下では控え選手にすぎなかった29歳のコウチーニョだが、それでも今月に行われるW杯カタール大会(2022 World Cup)の南米予選に向けたブラジル代表メンバーに復帰した。ブラジルは今月、コロンビアとアルゼンチンと対戦する。

 昨年12月に膝を負傷してシーズンの残りを棒に振ったコウチーニョは、2度の手術を経て今季ようやく実戦復帰を果たしたが、出場時間は多くはない。

 約1年ぶりとなった驚きの代表復帰についてコウチーニョは「初招集のときのよう」と述べ、「このユニホームを着るのはいつだって光栄」と続けた。

 ブラジルは11日のコロンビア戦で勝利すればW杯本大会出場が決定となる。また、仮にこの試合が引き分けだったとしても、翌日にウルグアイがアルゼンチンに敗れれば本大会への出場権を手にする。(c)AFP